漂着

生きるために本当に必要なものは何か
これは現代の百姓一揆だ

追いつめられた農民の、怒りと哀しみで立ち向う先は―
日本人の運命を問う　渾身の長編小説

逃げた妻を捜してさまよう男の激怒。
小説『出刃』から『光る女』を通り、35年をかけて描かれた『漂着』、
三部作完成。

【著者略歴】
小檜山 博（こひやま はく）
1937年4月 北海道滝上町に生まれる。1976年「出刃」で北方文芸賞受賞。
1983年「光る女」で泉鏡花文学賞受賞。同作で北海道新聞文学賞受賞。
1997年 札幌芸術賞受賞。1998年 滝上町社会功労賞受賞。
2002年 神田日勝記念美術館館長。2003年「光る大雪」で木山捷平文学賞受賞。2005年 北海道文化賞受賞。2007年 北海道功労賞受賞。


ISBN　　　　 　 978-4-434-14842-2 C0093
版型　　　　　　46版　ハードカバー
ページ数　　　　228ページ
発売日　　　　　2010年9月11日