妖怪民話―聞き歩き

「口から出る昔話は、語りの本人が亡くなったとき、消えてしまう、早く記録しなくては」

20年余の歳月をかけて、全国各地の語り部を訪ね歩き、
消えゆく昔話をまとめた1冊。すべてオリジナルの語り下ろし、全41話収録。
何百年もれんめんと語り継がれてきた語りを、イキイキと再現した力作。

web版「妖怪通信」待望の書籍化!
http://www.rg-youkai.com

〇ためし読み
https://hanmoto9.tameshiyo.me/9784434296697


▶パブリシティ情報◀

2022年2月18日 週刊読書人
――妖怪の民話を受け継ぐ生きた語り手
土地に根差した語りや不思議な実体験を収録

2022年2月13日 大阪日日新聞・日本海新聞

2022年2月7日 長崎新聞
―長崎ゆかりの本 光源寺の「飴買い幽霊」も

2022年1月21日 読売新聞北海道版朝刊
―臨場感たっぷり。貴重な民族の記録である。

2021年12月12日 奈良新聞
――全国の昔話を20余年の歳月をかけて収集。


【著者紹介】
著者紹介 藤井 和子(ふじい かずこ)
1939年、小豆島生まれ。香川県立小豆島高校から奈良女子大学(英語・英文学科)へ。卒業後、講談社へ入社、主に編集部へ。現代新書編集部では、中根千枝著『タテ社会の人間関係』(現在120万部超)、川端康成著『美しい日本の私』、三浦綾子著『愛すること、信ずること』、岡潔著『風蘭』等4点を担当した。
在職中に、アメリカ州立University of Wyomingに留学(国際関係論、MA取得)、帰国後は、主として、国際室、英文百科事典、医学百科事典に配属となった。
2001年、法政大学へ(院、社会人コ-ス経営学専攻)、2003年卒業(MBA取得)。
1995年頃から、全国規模で昔話の取材を始める。Web上ではボランティアで、
妖怪通信http://www.rg-youkai.comを発信、主宰している。


ISBN    978-4-434-29669-7 C0095    
版型    四六判 並製    
ページ数  320ページ

【発売日】2021年11月25日
(※予約注文をしていただく際、システム上お届け日を発売日より前に設定できますが、お手元への到着は発売日前後となります。ご了承くださいませ。)


【もくじ】
第一章 妖怪解体新書
 雪鬼/妻有の鬼昔/猿鬼伝説/古寺の化け物/
 道人房むかし/岳山の化け蜘蛛/猫股/
 三角山の天狗/河童の瓶

第二章 昔話の中の祟り
 首無し山法師/砂子明神七代たたり物語/
 オオカメの宮

第三章 ローカルな妖怪
 べこを連れた雪女/当願暮当/七尋女房/
 キジムナー

第四章 昔話の中の恩返し
 蟹の恩返し/鮒の恩返し/猫の恩返し/
 福田寺に残るオオカミの報恩譚/犬の墓

第五章 異次元の婆さま、異界へ行った男
 寒戸の婆さま/くっちゃご/蝶ねえ/エイ女房

第六章 人の心にうごめく妖怪
 伝承 三作石子詰め/伝承 ガゴゼという鬼/
 「ぶよも」の幽霊/飴買い幽霊/粟福、米福物語/
 通り池の継子岩/いわざらこざら/サル昔

番外編 耳で聞いた不思議な話
 わたしは木の精の妖怪〝ヒーノモン〟と遊んだ/
 カリコボーズ/深い山の不思議/幻影の犬

巻末
 付喪神と百鬼夜行 /継子いじめ譚(韓国・中国)





妖怪民話―聞き歩き

販売価格: 1,700円(税別)

(税込: 1,870円)

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他の写真

  • 2022年1月21日 読売新聞 北海道版朝刊掲載
  • 2022年2月7日 長崎新聞
  • 2022年2月18日 週刊読書人

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