乾杯! 山本光伸作品集1

死を目前にして人生を見つめ直すとき、人は何を思うのか―?

最期は故郷で過ごしたい――
妻の願いを叶えるため、夫婦は北海道猿払のオホーツク海を見下ろせる家に住み始める。

ある日、オホーツクを満喫できるロケーションで村人たちがバーベキューをやってくれた。
家族も東京からやってきた。敦子はひとり考えていた。

私は病み、ここにこうして老残の身を横たえている。しかしそのことは、今や誰もが知っていることだろう。
それはさほど煩わしいことでも難儀なことでもない。誰もが通る道なのだ。
だからこその哀しさであり、平静さなのだろう……と。

文芸翻訳家・山本光伸の小説家デビュー作品


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山本光伸作品集2『光る道』
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【カバー画・表紙デザイン】
小林龍一
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版型      四六版 並製
ページ数    144ページ

【発売日】2022年9月26日


【山本光伸のブログ】
https://www.yamamoto-mitsunobu.com/

【著者紹介】
山本光伸(やまもと みつのぶ)
1941年東京生まれ。
1960年AFS交換留学生として一年間渡米。
1967年国際基督教大学歴史学科卒。河出書房に入社。
1968年河出書房を退社し、プロの文芸翻訳家となる。
1995年文芸翻訳家養成校・(有)インターカレッジ札幌開校。代表取締役就任。
2001年出版社・(株)柏艪舎設立、代表取締役就任。
2011年一般社団法人文芸翻訳検定協会設立、代表理事就任。
インターカレッジ札幌、札幌大学、北星学園大学などで翻訳家の育成に努め、
全国規模の翻訳コンクール、文芸翻訳検定を通して、
若い才能を世に送り出している。
ロバート・ラドラム『暗殺者』、アルフレッド・ランシング『エンデュアランス号漂流』(新潮社)、
ボブ・グリーン『デューティ』(光文社)他、訳書は200冊以上を数える。
著書は『太宰ノオト』、『誤訳も芸のうち』(柏艪舎)、
『R・チャンドラーの「長いお別れ」をいかに楽しむか』(柏艪舎)。
2022年から自身の小説・山本光伸作品集刊行開始。
『乾杯!』『光る道』
乾杯! 山本光伸作品集1

販売価格: 1,090円(税別)

(税込: 1,199円)

在庫あり
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