完本 丸山健二全集16 「落雷の旅路」 一

各巻に短編5編ずつを収録した短編集の上巻。
著者の作品の一貫したテーマである、生と死、精神と肉体、愛と憎
――それらがときに融合し、ときに火花を散らしながら、
鮮烈・華麗な筆致で描かれる。

■『牙に蛍』解説より(17巻「落雷の旅路 二」収録)

『牙に蛍』はもう四回目の読了になるが、困ったことに、未だに感動の涙が止まらない。
強靭な精神力に裏打ちされていない優しさは、単なる女々しさに過ぎない。
旅の途中、川の辺で棄てられた赤子を拾った松尾芭蕉が、
「己の生の拙さを嘆け」と言って置き去りにした、
あの〝強さ〟が時には必要なのである。
『牙に蛍』には、そういう強さがある。
だからこそ、その優しさが胸に堪えるのだ。


16巻「落雷の旅路 一」 収録作品

「落雷の旅路」「星夜」「もっと深い雪」「海鳴り、遥か」「桜吹雪」

【ためし読み】http://hanmoto1.tameshiyo.me/9784434247286

17巻「落雷の旅路 二」 収録作品

「直下の死」「夢の影」「対岸の日溜まり」「波も光も」「牙に蛍」

【ためし読み】http://hanmoto1.tameshiyo.me/9784434247293


発売日     2019年3月26日
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定価      6,500円(税別)
(本商品は先払いです。ご入金確認後、商品をお送りいたします)

ISBN       一 978-4-434-24728-6 C0093

版型      四六版 上製 函入り 箔押し

ページ数    1-616ページ

完本 丸山健二全集16 「落雷の旅路」 一

販売価格: 6,500円(税別)

(税込: 7,150円)

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他の写真

  • 2017年7月7日 毎日新聞
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