北の農業改良普及員

戦後の東北海道農政に酪農畜産を普及させるため、
農業改良普及員として尽力し続けた人々がいた。

戦後の北海道農業改革のこれこそが『現実』だ

度重なる冷害や苛酷な生活環境の中、農家の支えとなり、新たな農業形態を常に追い求めた彼等の活動は、紛れも無く日本の屋台骨の一本を創り上げたと言えるだろう。
（本文内容紹介より）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
【著者略歴】
本名『宮嶋芳雄』
1949 年、上川郡標茶町生まれ。本作主人公『宮嶋寅雄』の長男。
北海道東部において酪農畜産の普及に尽力する父の姿を幼い頃より目にし、その活動の一部を書籍として残すため、残存する資料を基に本書を執筆。

【目次】
前書き　…………… 3
第一話　野付郡別海村中春別　（別海村駐在　別海村農業改良相談所）　…………… 7
　　　　昭和二十七年　…………… 10
　　　　昭和二十八年　…………… 28
　　　　昭和二十九年　…………… 42
　　　　昭和三十年　…………… 51
　　　　昭和三十一年(1)　…………… 59
第二話　花咲郡和田村　（和田村農業改良相談所）　…………… 63
　　　　昭和三十一年(2)　…………… 66
　　　　昭和三十二年(1)　…………… 75
第三話　花咲郡歯舞村　（歯舞村農業改良相談所）　…………… 81
　　　　昭和三十二年(2)　…………… 85
　　　　昭和三十三年　…………… 93
　　　　昭和三十四年　…………… 104
　　　　昭和三十六年(1)　…………… 108
第四話　標津郡中標津町計根別　（中標津地区農業改良普及所）　…………… 113
　　　　昭和三十六年(2)　…………… 115
　　　　昭和三十八年　…………… 120
　　　　昭和三十九年(1)　…………… 126
第五話　河東郡士幌町　（士幌地区農業改良普及所）　…………… 133
　　　　昭和三十九年(2)　…………… 136
　　　　昭和四十年　…………… 152
　　　　昭和四十一年　…………… 175
　　　　昭和四十二年　…………… 193
　　　　昭和四十三年　…………… 212
　　　　昭和四十四年　…………… 219
　　　　昭和四十五年以降平成八年まで　…………… 226
後書き　…………… 230

著者　　　　　　北農道東
ISBN　　　　 　 978-4-434-17289-2 C0095
版型　　　　　　四六版　並製
ページ数　　　　232ページ
発売日　　　　　2010年3月31日