介護保険の謎 疎外とシステムを越えて

現在を健康に生きる人の大多数は、いつか必ず介護
という現実にぶつかることになる。その時になって
「介護保険ってこんな内容だったの!?」
と驚愕する前に知っておかねばならないことがある。
 
介護保険の仕組みと矛盾点を論理的に説明し、
これからの介護保険のあるべき姿を提示する一冊。

私たちがいつか必ずぶつかる、介護という現実。
現役のソーシャルワーカーが解く、介護保険の仕組みと矛盾点、
これからの介護保険のあるべき姿。

                                 

【著者略歴】
野坂きみ子(のさか きみこ)
1958年札幌生まれ。北星学園大学卒業。
その後、精神科病院、リハビリ・高齢者病院、(旧)総合病院、一般病院の、医療相談室に勤務。
北海道大学社会システム科学(社会学)博士後期課程中退。

【目次】
 まえがき  …………… 7

I 「介護」を考える  …………… 13
  1.「介護」ということば  …………… 14
  2.「要介護」に含まれる本質的問題  …………… 15
  3.介護とは何か  …………… 20

II 「介護保険」を考える  …………… 31
  1.「老い」は社会保険になじむのか  …………… 32
  2.システムの不条理  …………… 39
  3.ケアマネ研修という洗脳  …………… 46

 【参考】介護保険サービスの概要  …………… 60

III シフトされる高齢者  …………… 65
  1.連動する高齢者の医療・介護制度  …………… 67
  2.高齢者の移動  …………… 73
  3.終わりなき移動  …………… 90

IV 介護保険における疎外とシステム  …………… 101
  1.逆転している素朴な「疎外」  …………… 103
  2.踏み倒してしまった「システム」の壁  …………… 115
  3.社会福祉の戦い  …………… 137

V 高齢者福祉への提言  …………… 151
  1.要介護認定の廃止  …………… 153
  2.〝生活サービス〟保険としての一般化  …………… 153
  3.QOLの向上のために  …………… 157
  4.医療は医療の手に  …………… 162
  5.移動の少ない高齢期を  …………… 167
  6.地域福祉?  …………… 173

 あとがきにかえて  …………… 177


著者      野坂 きみ子
ISBN       978-4-434-16207-7 C0036
版型      四六版 ソフトカバー
ページ数    194ページ
発売日     2011年11月22日
介護保険の謎 疎外とシステムを越えて

販売価格: 1,400円(税別)

(税込: 1,540円)

在庫あり
数量:

レビュー

0件のレビュー