蒼空に梢つらねて

著者　　　　　　「北大五・一六集会報告集」編集委員会　著　
ISBN 978-4-434-15412-6 C0095
版型　　　　　　四六版　ソフトカバー
ページ数　　　　402ページ
発売日　　　　　2011年02月22日


【目次】
刊行にあたって・・・3
目次・・・5
第一部　五・一六集会の記録と資料・・・9
I 五・一六集会の記録・・・15
世話人会を代表して・・・高岡　健次郎　16
イールズ闘争―研究者の立場から・・・明神　勳　19
イールズ闘争と私―当事者の立場から・・・梁田　政方　59
イールズ闘争から大学の自治を問う・・・河相　一成　76
甦れ！北大の抵抗精神・・・河野　民雄　84
六〇年安保の思い出―クラス仲間とともに・・・大田原　高昭　92
北大における六〇年安保闘争〜その展開と特徴・・・森や　尚行　96
「大学紛争」にかかわって・・・今野　平支郎　109
大学民主化闘争と「紛争」―「1968年論」を手がかりに・・・手島　繁一　116
国立大学法人北海道大学の本質〜人を粗末にする「選択と集中の競争体」〜・・・神沼　公三郎　122
II 五・一六集会の記録と資料・・・161
一「集会からのアピール」・・・162
二「趣意書」・・・171
三「世話人会名簿」・・・175
四「賛同団体・賛同者名簿」・・・176
五「参加を呼びかけるビラ」・・・177
六「報告と御礼」・・・178
III 北大総長（理事）会見の経過と概要・・・182
第二部　時代と向き合って―当事者の証言・・・193
回想　北大キャンパス　一九四五―一九五五・・・安井　勉　195
惨敗→労働組合作りの中でディスカスが！・・・栃内　信男　199
北大史をたどりながら思うこと・・・森　杲　201
イールズ闘争と民科のこと・・・高橋　進　205
イールズ闘争とその背景・・・渡邊　卓　207
イールズ闘争―その思い出と、今考えること・・・中野　徹三　211
イールズ闘争と私（人生の方向を決めてくれたあの日）・・・結城　千草　218
小窓からでも空は見える―「軍事アルバイト事件」が語るもの・・・中村　重祐　221
イールズ闘争から原爆展へ・・・和氣　和民　225
付け加えておきたいいくつかのこと・・・濱口　武人　230
私にとっての「イールズ闘争」と「安保闘争」・・・桂川　良伸　235
“太田事件”―その再審と復職のための戦い・・・前田　満　238
終戦五年目（1950年）新制大学二期生の女子学生として・・・佐々木　梅子　242
北大女子寮設立記・・・川上　典子　245
文学部藤井教授事件について・・・大場　幸生　247
北大職組青年部結成と六〇年安保デモ暮らし・・・高橋　忠明　253
北大職組婦人部（現在女性部）の戦いの歴史・・・竹田　紀子　256
「北大女子学生の会」一九五七年―六〇年の思い出・・・伊藤　セツ　261
寮生活は縦糸、学業・アルバイト・女子学生の会等は横糸・・・岡部　清子　266
よりよき生活と平和のために―大学生協の活動―・・・河村　征治　282
安保真っ只中世代として・・・大橋　晃　286
安保と女子学生の会と「どんぐり」―私を育てたもの・・・境　悠紀子　292
六〇年安保の風に吹かれて・・・山本　俊子　297
雑誌『雄叫び』のことなど・・・小田代　政美　302
サークル・寮・自治会―安保直後から道学連再建にかけてのころ・・・國中　拓　306
一九六〇年代の学生の平和運動・・・白樫　久　313
再建道学連の活動に関わって―六〇年安保と七〇年安保の狭間で・・・鈴木　徹郎　318
北大医学部における六〇年安保闘争・インターン運動などの取り組み・・・中島　進　323
教育学部における「讒言・密告事件」と「全構成員自治」への民主的改革・・・神田　光啓　326
北大・七一年の明と七二年の暗〜全国初の院生寮と農院生逮捕事件〜・・・佐々木　忠　331
「七二年北大事件」をふりかえって・・・山下　悟　334
〈特別寄稿〉一九五〇年代前半期の早大学生運動の動向について・・・芹澤　寿良　339
〈特別寄稿〉イールズ闘争の今日的意義―イールズの大学管理法案と国立大学法人化―・・・大藤　修　344
（田辺良則先生を追悼して〉・・・348
〈田辺先生ご遺稿〉北大アルバイト事件・・・田辺　良則　351
第三部 年表と文献・資料案内・・・353
I戦後北大学生・教職員運動史略年表（一九四五年〜一九七〇年）・・・手島　繁一　355
IIイールズ闘争詳細年表・・・河野　民雄　371
III文献・資料案内・・・380
あとがき・・・400