廃校のうた

北海道の4つの廃校に残されたそれぞれの物語

学び舎が消え、子供たちが消えた
――だが、その思い出は消えることなく、わたしたちの心に生きている。


歌登、神恵内、苫前、利尻

北海道の歴史と共に歩んだ4つの小学校を温かな視線と綿密な取材で追った、
心を打つルポルタージュ。

73枚の写真と共に、当時の人々の喜びと苦労がよみがえる。
北海道の4つの廃校に残されたそれぞれの物語


【もくじ】
第1章 歌登町立辺毛内小学校
廃校前最後の一年間、在校生3人の姿を丹念に追い、過疎地教育の実情を明らかにする。

第2章 神恵内村立川白小中学校
北海道に残った最後のへき地、神恵内。この地を訪れ、校歌を贈った詩人と村人との交流を描く。

第3章 苫前町立三渓小学校
「熊風」の里を写した校長先生のカメラ―当時の写真から過疎地に生きる人々の生活が甦る。

第4章 利尻町立久連小学校
敗戦後、墨塗りされたのは教科書だけではなかった。墨塗りの「校史」に記された、ある小学校の歴史。

【著者略歴】
菅谷 誠
1949年、横浜市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。
朝日新聞社のカメラマン、記者、映像担当デスクなどを経て
98年からフォトグラファー、ライター、イタリア文芸翻訳者として活動。
訳書にはアデレ・グリセンディ「わたしの赤い自転車」、カルト・カッソーラ「ブーベの恋人」(いずれも柏艪舎)など。


ISBN       978-4-434-13623-8 C0095
版型      46版 ソフトカバー
ページ数    354ページ
発売日     2009年12月20日
廃校のうた

販売価格: 1,800円(税別)

(税込: 1,980円)

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