足は十三文半、雲つくような大男―米軍占領下札幌の光と影―

第二次大戦終結直後、占領軍兵士と日本人少年は札幌に何を見たか？

日・米両サイドからの視点で、米軍占領下札幌の光と影を描き出す。
札幌に駐留したアメリカ軍兵士の記録と、当時の日本人少年が見た進駐軍兵士たちと札幌市民。

【もくじ】
中島公園の出会い　C・A・エディトン　５
この本が出来たいきさつ　白濱 晴久　９
札幌からシラキュースへ　パトリック・オルスキー　１３
Ｑ＆Ａ　オルスキー氏に訊きました　１３４
新たな友情にむけて　パトリック・オルスキー　１４０
十三文半の足跡　松澤 時弘　１４３
執筆者紹介　２０３

【著者について】
オルスキー,パトリック
1926年12月26日アメリカ、ニューヨーク生まれ。
16歳、高校を卒業。父と同じく、鉄道会社で働き始める。
1945年3月28日陸軍に入隊。基礎訓練を終えた日に第二次世界大戦が終結。占領軍として日本へ送られる。横浜、札幌、八戸に駐留したのち、1946年12月8日除隊。
ゼネラルエレクトリック社で30年以上勤務。トランジスター部門やパッケージ部門などで働き、アポロ計画で使うトランジスターのデザインと開発を手がけた。1987年退職。
4人の子供、8人の孫と1人のひ孫がいる。アメリカ、コネチカット州在住

松澤 時弘
昭和11(1936)年、札幌生まれ。
北海道大学大学院博士課程修了(理博)。群馬大学内分泌研究所(現:生体機能研究所)助手、帯広畜産大学助教授、教授を経て平成11年退職。帯広畜産大学名誉教授。
退職後、北海道薬科大学、藤女子大で非常勤講師。群馬大学在職中客員教授としてニューヨーク州立大学ダウンステート・メディカルセンターで性転換メダカの代謝、遺伝の研究に従事。帯広畜産大学時代、精子成熟の研究でミネソタ大学医学部、客員研究員として留学。
専門は内分泌生理学、細胞遺伝学。
現在、妻と当別町に住む


著者　　　　　　パトリック・オルスキー 文・写真
　　　　　　　　松澤 時弘 文
　　　　　　　　柏艪舎 編　
ISBN　　　　 　 978-4-434-12115-9 C0095
版型　　　　　　46判　ソフトカバー
ページ数　　　　208ページ
発売日　　　　　2008年7月25日