山わたる風

北海道にすむ生き物たちの、愛らしく力強い姿を捉えた写真集。
大雪山、日高、知床、阿寒―北海道の原野で著者が出会ったいのちたちの記録。
野生が見せる表情に、思わずため息がもれる。
朝日新聞の連載で大好評。大自然を跳ぶ、駈ける、美しい生き物たちの写真集。


伊藤建次（いとう　けんじ）
写真家。1968年生まれ。北海道大学卒業。
北海道の山野を広く歩き、野生の生命力や土地の記憶をテーマに撮影を続ける。
日高山脈の冬季単独全山縦走などユニークな山行のほか、
ロシア北極圏やアラスカなど辺境への旅も多い。
主な著書に『日高連峰』『大雪山を歩く』『北海道の山』（山と渓谷社）、
写真絵本に『ひぶまが語ってくれたこと』（福音館書店）、『くまのすむやま』（世界文化社）、
『アイヌプリの原野へ 響きあう神々の謡』(朝日新聞出版)など。
北海道岩見沢市栗沢町在住。



写真　　　　　　伊藤 健次
ISBN　　　　 　 4-434-07064-9 C0072
判型　　　　　　四六判　ハードカバー
ページ数　　　　88ページ