お梅さん

かくも純で、かくもわがままな愛があっただろうか―
永井荷風も激賞した、カナダ人作家によるジャポネスク小説

けなげに生きる娘がいた 愛すればこそ……
時は明治、舞台は葉山、
東と西の確執は無垢な魂にまでおよんだ。

【著者】オノト・ワタンナ(1875-1954)
本名ウィニフレッド・イートン。イギリス人の父と中国人の母との間にカナダで生まれる。
本作をはじめ、「二条の娘」「日本爛漫記」など日本を舞台にした作品を多数執筆し、
ジャポネスク(日本趣味)小説の旗手と言われる。

【訳者】中田耕治
1927年東京都生まれ。
戦後、最年少の批評家として文壇に登場し、『ショパン論』『ゴーゴリ論』などがある。
演劇の演出家としては、「闘牛」(3幕)の演出が代表作。
作家として『危険な女』(河出書房新社)、『異聞猿飛佐助』(東都書房)ほか。
評伝『ルクレツィア・ボルジア』(集英社文庫)、『ルイ・ジュヴェとその時代』(作品社)、
『メディチ家 の人びと』(講談社学術文庫)など。


著者      オノト・ワタンナ
訳者      中田 耕治
ISBN       978-4-434-15761-5 C0097
版型      四六版 ソフトカバー
ページ数    226ページ
お梅さん

販売価格: 1,800円(税別)

(税込: 1,980円)

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